俳優養成所について知っておきたいことをまとめてみました♪
俳優になるためのルートのひとつとして、養成所に入ってスキルを磨くという選択肢があります。現在では東京を中心に様々な養成所が存在しており、それぞれに特徴があります。
ここでは、養成所について多くの方が知りたいであろうテーマをいくつかピックアップし、それぞれのテーマについて解説していきます。
どんな養成所に入ろうか迷っている方や、そもそも養成所に入るかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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会社名 | ポーラスター(ポーラスター東京アカデミー) | アヴィラステージ | エーチーム(エーチームアカデミー) | キャストパワー(キャストパワーネクスト) | ミライピクチャーズアカデミー(ミライアクターズプロモーション) |
特徴 | 講師陣の質が高く、
大手芸能事務所への
輩出実績も豊富 | ユニークなオーディションを多数開催 | 大手芸能事務所エーチームの付属養成所 | ミドル~シニア世代も歓迎 | 映画製作会社が母体の養成所 |
コース | オリエンテーションコース、ベーシックコース、アドバンスコース(各コースにキッズクラスあり) | 俳優コース、モデル・タレントコース、声優・ナレーターコース、アーティストコース、子役タレントコース | 俳優コース、歌手コース、声優コース、マルチタレントコース、スペシャルステージコース、キッズコース | 俳優コース、声優コース、タレントコース、アーティストコース、モデルコース、子役コース | 俳優・女優コース、アーティストコース、声優・ナレーターコース、子役コース、シニアコース |
対象年齢 | 年齢不問
(小学6年生まではキッズクラス) | 基本的に6歳~35歳(オーディションによって異なる場合がある) | 4歳~25歳 | 6歳~65歳
(オーディションによって異なる場合がある) | 6歳~65歳
(オーディションによって異なる場合がある) |
講師(敬称略) | 野島伸司(脚本家)
秦秀明(アクティングコーチ)など | 田村円(俳優)
深谷みさお(俳優)など | 柿崎ゆうじ(映画監督)、横井健司(映画監督)など | 大浦龍宇一(俳優)
ビートきよし(芸人)など | 小野進也(俳優・演出家)、古井弘人(作曲家・編曲家・サウンドプロデューサー)など |
代表的な出身者・所属者(敬称略) | 奈緒など | 重盛さと美
山川恵里佳など | 吉岡里帆
浅香航大など | 大島さと子
石橋保など | 岩田陽葵
当麻創太など |
レッスンスタジオ住所 | 東京都港区赤坂7-7-5
赤坂J’sビル | 東京都港区東新橋
2-18-2 汐留シオサイト
グラディート汐留2F | <本校>
神奈川県川崎市
高津区二子6-14-10
YTTビル 5F
(渋谷、大阪、福岡、札幌にも校舎あり) | 東京都港区東新橋
2-18-2 汐留シオサイト
グラディート汐留2F | 東京都港区東新橋
2-18-2 汐留シオサイト
グラディート汐留2F |
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養成所とは何をするところなの?

一般的な養成所では、俳優に必要なスキルを包括的に学ぶことができます。具体的に言うと、あいさつや俳優としての心構え、現場でのマナーなどの講義から始まり、呼吸法・発声・滑舌と言ったボイストレーニング、台本を使った演技やエチュード(即興劇)、場合によっては日本舞踊やダンス、アクションなどが学べるところもあります。
また、俳優以外のコースが用意されている養成所もたくさんあります。声優・ナレーターコースなら朗読練習やアフレコ実習、歌手・アーティストコースならボーカルレッスンやダンス、モデルコースならポージングやウォーキング、タレントコースならトークスキルを磨くレッスンなど、各コースごとに専門性の高いカリキュラムとなっています。
多くの養成所では、小学生以下の子どもはキッズ(子役)コースとして独立したコースになっており、ダンスや演技のレッスンはもちろん、表現力や個性を伸ばしたり、表現者として成長できるよう総合的に学べるようになっています。
ほかにも、子育てが終わった方や定年退職した方向けの、シニアコースが用意されている養成所もあります。シニアコースは、本格的に俳優を目指す方はもちろん、趣味の延長という感覚で始める方もいます。
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- 養成所では俳優に必要なスキルを包括的に学べる
- 声優や歌手など俳優以外のコースを用意している養成所もある
- キッズ(子役)コース、シニアコースを独立したコースとして用意しているところもある
どんなことが学べるの?内容は?

養成所のレッスン内容とは
演技のレッスンと言っても、具体的にどんなことをするのか分からないという方も多いでしょう。まず、初心者の方はいきなり台本をやるわけではなく、人前で緊張しない訓練や感情を表に出す訓練などを行います。
同時に、しっかりとした発声ができるようになるための腹式呼吸のやり方を学んだり、早口言葉や外郎売(ういろううり)を用いて滑舌の訓練をしたりします。基礎が習得できたら、いよいよ演技のレッスンです。
初めは台本を見ながらセリフを声に出してみるところから。慣れてきたら、台本を暗記して講師の前で実際に演じてみます。
講師によっては台本を用いずに、テーマや役の設定だけを決めたエチュードのレッスンをする場合もあります。最近では、レッスン中の演技の様子をカメラで撮影し、その映像を見て自分の演技を客観的に見てみるという実践的なレッスンを取り入れる養成所も多いようです。
目線や表情など、演技をやっている最中には気付けないようなことが発見できるのはもちろん、実際の撮影現場での立ち回りの練習としても役立ちます。
講師にも注目しよう
このように、基礎から始まり、実際の現場を想定したレッスンまで幅広く学べる養成所ですが、当然、講師によって学べる内容やレベルも違います。養成所の講師として多いのは、脚本家や演出家、監督、プロデューサー、俳優など。
それらの講師は、監督として、俳優としては成功しているかもしれませんが、新人を育てるスキルはどのくらいあるのでしょうか?彼らの監督作品や出演作品を見ただけでは、そのことまでは正直分かりませんよね。
私がおすすめする「ポーラスター東京アカデミー」では、メジャー級俳優の個人レッスンを依頼されたり、数々の大手芸能事務所でアクティングトレーナーを務める秦秀明さんを始めとして、一流の講師陣が揃っています。
多くの新人を育てた経験を持ち、演技を「教える」ことに特化したアクティングトレーナーが講師であれば、安心ですよね。このように、養成所のレッスンはその内容だけではなく、ぜひ講師の経歴やスキルにも注目してみてください。
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- 初心者は人前で緊張しない訓練や感情を表に出す訓練から
- 腹式呼吸・活舌練習などの基礎を学び、徐々に台本読みというように段階を踏む
- 実践的なレッスンは実際の撮影現場での立ち回りの練習としても役立つ
- 講師によって学べる内容やレベルが違う
- 実績豊富で演技を「教える」ことに特化したアクティングトレーナーが講師であることが理想
かかる費用はどれくらい?相場をまとめました。

養成所に入所するために必要な費用として、入所金と月謝(レッスン費)があります。入所金の相場はおよそ15万円~25万円前後、月謝の相場はおよそ1万5,000円~3万円前後です。
養成所によっては、入所金と月謝以外に宣材写真費や教材費、施設費などがかかる場合もあります。いずれにせよ、養成所によってかかる金額にはかなり幅があるということは確かです。
これらの費用について、「高い」と感じる方もいるかもしれません。しかし、高いのには理由がある場合がほとんどです。
一番多い理由としては、講師の質が高いということ。新人の育成に長けた優秀な方が講師であれば、それ相応の費用をお支払いするのは当然ですよね。
私がおすすめする「ポーラスター東京アカデミー」は、有名な脚本家である野島伸司さんが総合監修を務めていて、野島さんから直接指導してもらう機会もあります。個人ではそのような著名な方から直接指導してもらうことはほぼ不可能ということを考えると、そこまで高すぎる金額設定ではないということが分かるかと思います。
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- 入所金の相場はおよそ15万円~25万円前後、月謝の相場はおよそ1万5,000円~3万円前後
- 養成所によってかかる金額に差がある
- 講師の質が高いため高くなりがち
養成所に入るメリットやデメリットは?

メリット
・業界のつながりができやすい
・実際の撮影現場などに参加できる(かも)
・演技や心構えの基礎から学べる
デメリット
・費用がかかる
・通い続ける手間がある
・本気でない人は無駄になる可能性がある
養成所に入る最大のメリットは、業界の様々な人との繋がりができるということや、チャンスがあるということです。養成所に入ったらただレッスンに通うだけではなく、実際に映画やドラマの現場に参加したり、オーディションに応募したりすることもできます。
また、多くの養成所では映画監督や脚本家などが講師を務めていますから、レッスンで講師に気に入ってもらえれば、その講師がかかわる作品に呼んでもらえる可能性もあります。もちろん、演技や俳優としての心構えなどを基礎から学べるということもメリットのひとつです。
養成所に入るデメリットとしては、やはり費用がかかることでしょう。
養成所の費用は決して高い金額設定ではないということは上述しましたが、本気で俳優になる気がある人でないと、養成所でのレッスンを修了しても何も残らず、ただお金を無駄にしただけ、ということにもなりかねません。
ほんの一部の例外を除き、演技をやったことのない人がいきなりドラマの主役にはなれません。今活躍している俳優の方々も最初から演技ができたわけではなく、必ずどこかのタイミングで演技を学び、売れるまでの下積みを重ねてきているということは言うまでもありません。
せっかく入所するのであれば、支払った費用が無駄にならないよう、覚悟を持って臨むことが大切です。
養成所と芸能事務所って何が違うの?

養成所と芸能事務所のおおまかな違いとして、養成所は演技などのレッスンを行うことで新人を育成するところであり、芸能事務所は所属タレントのマネジメントを行うところであるという点です。
養成所の多くは芸能事務所が運営していますが、そのような養成所の入所金や月謝は芸能事務所の運営資金として使われることも多く、いわゆる「ビジネス」の一部であるという側面が否めません。もちろん、実力のあるレッスン生はそのまま運営元の芸能事務所に所属することができますが、そのチャンスをつかめるのはほんの一握りで、ほとんどの人はいつまでも所属できないまま辞めてしまうというのが現状です。
一方、数は少ないですが、芸能事務所の運営ではない、独立した養成所も存在しています。そのような養成所はシンプルに俳優に必要なスキルを学ぶ場であり、卒業後はどんな芸能事務所の所属オーディションも受けることが可能です。
実力があれば逆に所属のオファーが来ることもあるかもしれません。
「ポーラスター東京アカデミー」は後者のタイプの養成所です。実際に、オスカープロモーションやテンカラット、スペースクラフトなど大手芸能事務所への輩出実績も豊富です。養成所を運営していない芸能事務所への所属を目指している方にとっては、独立系の養成所で学ぶというのも選択肢のひとつと言えるでしょう。
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- 養成所は新人育成を行うところで芸能事務所は所属タレントのマネジメントを行うところ
- 養成所の多くは芸能事務所が運営しており、実力次第で所属できるがチャンスをつかみ取るのは難しい
- 数は少ないが独立した養成所もあり、卒業後はどの芸能事務所の所属オーディションを受けることができる
養成所に入所後の流れは?

養成所のオーディションに合格して入所が決まったら、上述したような様々なレッスンが始まります。養成所によっても異なりますが、レッスンに通う頻度は週1~2回程度、期間は3か月~2年程度のところが多くなっています。
ここでひとつ述べておきたいのが、養成所に入る人の多くは業界の厳しさを理解していないということ。繰り返しになりますが、養成所のカリキュラムを修了しても、必ずしも俳優になれるというわけではありません。
養成所のレッスン生が参加できる現場のほとんどはエキストラの案件なので、なかなか芽が出ない、想像していたのと違う、と感じる人も多いでしょう。しかし役をもらうというのはそう簡単なことではありません。1年や2年で「ダメだ」と諦めてしまうようであれば、芸能界を目指すのはあまり向いていないかもしれません。
「芸能事務所の付属養成所に入った」というだけで安心してしまう人もたくさんいますが、お金を払う以上、きちんとスキルを磨くことができたり、今後のキャリアに繋がるようなオーディションを受けられたりするような養成所を選ぶようにしてください。
また、なかなか仕事を取れないのは当たり前ですが、いつまでも養成所にしがみつくようなことはおすすめしません。俳優としてのスキルを一通り身に着けたあとの道は一人ひとりの努力次第ですから、養成所に入っただけで満足せず、その後の進路まで自分で考えられるようにしましょう。
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- 養成所のレッスンに通う頻度は週1~2回程度、期間は3か月~2年程度
- 養成所に入る人の多くは業界の厳しさを理解していない
- お金を払う以上、次のステップに繋がる養成所を選ぶと良い
まとめ
養成所について多くの方が疑問を持つであろうテーマについて解説してきましたが、参考にしていただけたでしょうか?
このサイトでは、私がおすすめする「ポーラスター東京アカデミー」をはじめ、親の立場からリサーチした上でおすすめの養成所についてご紹介しています。ぜひ各養成所の詳細ページにも目を通してみてくださいね。
子どもを養成所へ通わせたいと考えている親御さんはもちろん、俳優・女優を目指している若者のみなさんに少しでもお役に立てたら幸いです。ここまで読んでくださってありがとうございました。
俳優養成所に入るならどのポイントを重視して決めますか?
最後に、俳優養成所に入るときに重視するポイントについて聞いたアンケート結果についてご紹介します。

最も多かった回答が「多くの俳優を輩出している」で、31%の方が選択しました。一般的な習い事とは異なり、俳優養成所は本気で俳優になりたい方が多く通うところです。ですから、そこに通うことで本当に俳優になれるのか、過去の実績を見て決めたいと思う方が多いのもうなずけます。
ただ、人数だけで比べるのは短絡的かもしれません。数十年の運営実績があり、1年に何百人も入学するような養成所では、有名な俳優がたくさん輩出されていたとしても、それ以外のデビューできなかった人が何千人、何万人もいることでしょう。「多くの俳優を輩出している」=「そこに通えば俳優になれる」ではないので、注意してくださいね。
次に多かった回答が「講師陣の質が良い」で、24%の方が選択しました。同じ“養成所の講師”でも、映画監督とCMディレクターでは教えられる内容が異なります。養成所を選ぶ際には、どのような経歴を持つ人が講師陣として名を連ねているのかチェックして、学びたいことが学べる環境であるかを見極めてください。
3番目に多かった回答が「レッスン内容と費用が見合っている」で、23%の方が選択しました。ほとんどの方にとって芸能界はあまりなじみのない業界ですし、なんとなく「俳優養成所は高い」というイメージを持っている方も多いでしょう。
上記でも解説した通り、俳優養成所に支払う費用が高い一番の理由は、講師の質が高いということです。このアンケートでも24%の方が俳優養成所に入るポイントとして講師陣の質について挙げていますが、有名な講師や実績のある講師に師事するには、それ相応の費用をお支払いする必要があることは覚えておくと良いでしょう。
4番目に多かった回答が「在学中であってもテレビへの出演チャンスが多くある」で、19%の方が選択しました。今回このサイトでご紹介した俳優養成所は、在学中であってもテレビや映画などに出演するチャンスがある養成所ばかりですので、いち早く経験を積みたい、実績を作りたいという方にはおすすめです。